竜巻と保険

 12月5日午後 東京都品川区で竜巻によって住宅の屋根が飛ばされるなどの被害がでました。都内で竜巻が発生したのは2004年9月以来のことだそうです。
 台風や竜巻で家の屋根が飛ばされることがあります。こんな竜巻での被害にも火災保険は保険金を支払います。ただし、竜巻の被害に関しては、特別なルールが適用されます。今最も一般的なルールは、19万9999円までは1円も保険金が支払われない。20万円以上になったら全額支払うというルールです。(注1)
 20万円以上の損害とは何でしょう。修理費が20万円以上掛かる場合と考えて頂いて結構です。
 もちろん、今回の竜巻でも屋根が飛ばされた場合には20万円以上掛かるでしょうから保険金を払うことになるでしょう。ただ、竜巻ででかわらが1枚ずれて 雨漏りがするようになったというケースは20万円掛からないと思うので保険金は支払われなくなるでしょう。
 そんな条件付ですが、竜巻の被害にも火災保険は保険金を払います。(注2)
 火災保険は、火災以外でも保険金をお支払いします。
火災保険の切れている方、未加入の方はお早めにご加入ください。

 注1:これを変更する特約などを用意している保険会社があります。
 注2:台風や竜巻突風による損害については保険金を支払わないという特約(風災不担保特約)もでていますので、ご注意ください。